お花を長持ちさせるコツってあったりするの?
こんな疑問に答えていきます。
素敵なお花が自宅に届いたとき、できるなら元気な状態をずっと維持したいですよね。
素敵なお花だったけどすぐに枯れてしまった...
そうなると、せっかくのお花を楽しめなくなってしまう原因にも。
実は、切り花を長持ちさせるには、ちょっとしたテクニックがたくさんあるんです。
この記事では、切り花を長持ちさせる細かいテクニックをまとめました。
- お花がすぐ枯れて困っている
- お花をもっと長く楽しみたい
ちょっとした工夫でお花のある暮らしをより楽しめますよ!
切り花の元気が無くなる理由
結論から言うと、花瓶の水や茎の先に雑菌、カビや細菌が付着し増殖することで切り花は元気が無くなってしまいます。
なぜなら、お花が十分な栄養を取り込めなくなるからですね。
雑菌のいないキレイな水だと、お花は茎の先からスムーズに栄養を吸収することができます。
しかし、雑菌が発生することで茎から栄養が十分に取れなくなり、その結果お花の元気が無くなってしまうんです。
つまり、私たちができることは水を腐らせないように清潔に保ち、水や茎に発生する雑菌を抑えることが大切となります。
切り花を長持ちさせる方法:環境編
花瓶内に発生する雑菌を抑えるには、どのような方法があるのでしょうか。
以下では、切り花を長持ちせるための、水に加える一手間について解説していきます。
花瓶に10円玉を入れる
花瓶に10円玉を入れるのは、簡単かつ非常に効果的な方法です。
- 銅に微量の金属作用あり
- 銅イオンが雑菌の繁殖を抑える
10円玉の銅イオンは、雑菌を抑えることで有名です。
例えば、靴に10円玉を入れておけば防臭効果を発揮します。
水の中でも同じで、ただ花瓶の中に10円玉を入れておけばOKです。
ただし、水の中なので長い期間浸しておくと10円玉が腐食する可能性があるので、そこは注意してください。
目安として、新しいお花に入れ替えるタイミングで10円玉も一緒に入れ替えると、ラクですし替え忘れも減りオススメです。
10円玉はとっても優秀です...!!
延命剤を使う
少しコストは掛かりますが、一番お花に優しい方法は、切り花用の延命剤を使うことです。
延命剤はお花専用のものですので、まず間違いなく安心して使えます。
延命剤であれば、どれくらいの水の量に混ぜれば良いかも正確に記載されているため、計量カップを使って簡単にお花に優しい水を作ることができますよ。
袋入りのものをまとめ買いしておくと、使い勝手が良くてオススメです。
コストを掛けられるなら延命剤が一番オススメです!
ハイターを混ぜる
意外と思うかもですが、水にハイターを混ぜるのも効果的です。
ハイターは漂白剤ですので、バクテリアの増殖を抑えてくれる働きがあります。
ただし、ハイターを使う際は適量を必ず守らなければなりません。
目安としては、水300mlに対してハイター1滴です。
ハイターの力は強いので、入れすぎるとお花が痛み枯れてしまう原因となってしまうため、最新の注意を払ってください。
市販のハイターで1滴入れるのは至難の業なので、できればスポイトなどを準備した方がラクですね。
ハイター1滴って実際やってみるとすごく難しい...!!
お酢を混ぜる
水にお酢を入れることでも、お花の寿命を延ばすことが可能です。
お酢もハイターと同じように、水の雑菌やバクテリアを防いでくれます。
「水の量200mlに対して、小さじ一杯以下のお酢を入れる」ことを目安にしてください。
入れすぎでお花が傷んでしまうと本末転倒ですからね;;
食器用洗剤を混ぜる
実は食器用洗剤を使うことも、お花が水を吸収しやすくなるのでオススメです。
食器用洗剤には界面活性剤の効果によるものですね。
しかし、お使いの食器用洗剤によっては界面活性剤が含まれていないものもありますので、それぞれ成分表をチェックしてみてください。
また、食洗機用の洗剤は成分が強いので、使わない方が無難です。
砂糖を混ぜる
意外に効果のある方法が、水に砂糖を混ぜることです。
砂糖はその名の通り糖分になり、糖分はお花の栄養になります。
しかし、栄養があるということは、雑菌の増殖も活発になるデメリットにもなります。
ですので、水に砂糖を混ぜる場合は、こまめな水替えを徹底して行うようにしましょう。
虫の発生も怖いので、我が家では今はやっていないですね。
やるなら冬の時期が良いかもだね。
炭酸水を混ぜる
炭酸水を水に混ぜるのも効果的です。
理由は砂糖を混ぜる考え方と同じで、糖分の影響でお花が水を吸いやすくなるからですね。
炭酸水の場合は、果糖ぶどう糖というものが含まれており、これは非常に粒子が細かいです。
結果、お花が水を吸い上げやすくなります。
さまざまな方法を紹介しましたが、結論としては水と茎の雑菌増殖を防ぐことが何よりの目的になります。
切り花を長持ちさせる方法:テクニック編
次は、切り花を長持ちさせるちょっとしたテクニックについてご紹介します。
どれも少し手間はかかってしまいますが、やるとやらないではお花の寿命が大きく変わってくるので、是非試してみてください。
水切りを行う
水切りとは、お花の茎を水に浸した状態で茎をカットすることを言います。
- 茎は斜めに切って断面積を増やす
- 切るときは切れ味の良いハサミを使う
切り花は茎の先を使って水や栄養を吸収するので、斜めに切って水を吸収するスペースを増やしてあげましょう。
我が家では水切り専用のハサミを用意して、丁寧に水切りを行うことをいつも意識しています。
水切りはお花の寿命を大きく左右するので、慎重に行いたいですね。
余分な枝葉を剪定する
余分な枝葉は剪定します。
花瓶にたっぷりの水を入れてお花を飾ると、どうしても水に浸かる部分が出てくるはずです。
枝葉の部分が水に浸かると、水が腐りやすくなり、結果的にお花にも負担が掛かり良いことがありません。
ちょっとした工夫ですが、お花を長く楽しむためにはとても大切なポイントですね。
毎日花瓶の水を入れ替える
面倒ですが、一番効果的とも言えるのが、花瓶の水を入れ替えることです。
お花は生きているので、キレイな水の方が良いのは当たり前。
しかし、どうしても面倒になって水替えをサボりたくなる気持ちも正直分かります。
とはいえ、やはり水の入れ替えは私たちが毎日ご飯を食べるくらい大切です。
強いて言うなら、水替えのタイミングで茎の先を少しカットしてあげると、お花はさらに長持ちします。
毎日の水やりがどうしても面倒...
そんな方は、「LIFULL FLOWER」のスタンダードプランであれば、日々の水やりが不要です。
お花の定期便の中では少し高めの料金にはなりますが、とてもラクにお世話ができるので、ぜひ検討してみてください。
花瓶は都度洗っておく
意外とよくあるのが、水の入れ替えはするけど花瓶までは洗わない、というパターンです。
ただ、頻繁に洗うのは大変なので、新しい切り花と交換するタイミングで洗うくらいでOKです。
花瓶を洗った後は、そのまま水を入れるのではなく、しっかり花瓶を乾燥させた後に水を入れることを意識してみてください。
花瓶の水量に注意する
花瓶内の水の量にも気を配ってあげることが大切です。
我が家では、過去に水をしっかり入れたにも関わらず、お花の水を吸収する量が多く1日でほとんど水が無くなってしまった、ということがありました。
当然お花も元気が無くなってしまったので、当時はかなりショックでしたね。
ですので、花瓶の水の量にはできる限り気を配りましょう。
花の置き場所を工夫する
お花を置く場所を工夫することも、とても大切です。
特にお部屋に飾る場合は、以下の点を意識してみてください。
- 温度変化の少ない場所に置く
- 冷暖房器具の近くを避ける
- 直射日光の当たる場所を避ける
切り花は、急な温度変化や強風に非常に弱いです。
お花を置く場所が悪いと、どんなに水切りや水替えを行ってもお花はすぐに弱ってしまうでしょう。
我が家では、冬に暖房の近くに切り花を飾っていたのですが、温度変化や乾燥によって枯れてしまった経験があります。
温度上昇・乾燥・強風と悪い要素が重なってしまったために、今では置き場所には特に気を付けていますね。
お花が弱ってしまった時の対策
お花の元気が無くなった時に試してもらいたい方法が、「水あげ」です。
- 水あげとは?
- お花の茎の切り口を、水の吸いやすい状態にすること。
水切りなどの方法も、水あげに含まれるやり方と言えますね。
切り花は、茎の先が空気に触れる時間が長いほど、茎に空気や雑菌が入り水を吸収しづらくなってしまいます。
水あげを行う際は、以下の3つのポイント意識しましょう。
- 茎の先は斜めにカットする
- 切れ味の良いハサミを使う
- 新鮮な水の中で茎を切る
例えば、斜めにカットできても切れ味の悪いハサミだと、お花の繊維を傷つけてしまいます。
さらに、茎をカットする際もキレイな水の中で行うことで雑菌の発生を防げますよ。
切り花を長持ちさせる方法|お花を最大限楽しむ必須のテクニック:まとめ
今回は、切り花を長持ちさせる方法・テクニックについてご紹介しました。
内容を簡単にまとめていきます。
- 花瓶に10円玉を入れる
- 延命剤を使う
- ハイターを混ぜる
- お酢を混ぜる
- 食器用洗剤を混ぜる
- 砂糖を混ぜる
- 炭酸水を混ぜる
- 水切りを行う
- 余分な枝葉を剪定する
- 毎日水を入れ替える
- 花瓶は都度洗っておく
- 花瓶の水量に注意する
- 花の置き場所を工夫する
全てやるのはとても大変なので、まずは今回の方法をいくつか試してみて、ご自身に合った方法を見つけていただければと思います。