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延命剤の使い方ってイマイチよくわからない...
こんな疑問を解決します。
お花を買ったり、お花の定期便を利用していると、「切り花用の延命剤」をもらうことがあると思います。
とりあえず花瓶の水に入れてはみたものの、、、
- 水の量って決まりは無いのかな?
- 水替えのタイミングはどうすればいいんだろう?
- そもそも水を替えない方が良いのかな?
など、さまざまな疑問を持つことがあるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、上手な延命剤の使い方について解説していきます。
切り花用の延命剤の成分について
まずは、切り花用の延命剤にはどういった成分が使われているか確認してみましょう。
- 糖分
- 抗菌剤
糖分は、主に切り花に栄養を与える役目を担っています。
切り花は根が切り取られているため、ただでさえ水から栄養を摂取しにくい状態です。
水に糖分を与えてあげることで、切り花は茎から栄養を摂りやすくなります。
しかし、糖分だけだと、切り花だけでなくバクテリアの栄養にもなってしまうことがデメリット。
そこで登場するのが抗菌剤です。
抗菌剤は、水質の悪化を防いでくれて、切り花が花瓶の水を吸収しやすい状態を作ってくれます。
バクテリアが増えると茎の導管と呼ばれる、栄養を吸収するための管が詰まってしまい、お花が枯れやすくなる原因にもなります。
しかし、抗菌剤がバクテリアの増殖を防いでくれるので、延命剤は栄養分+菌の発生しにくい水質を作ってくれているわけですね。
糖分のデメリットを抗菌剤が補っている感じですね!
延命剤に記載された水の量は必ず守る
延命剤の効果を100%発揮するには、水の量を必ず守らなければなりません。
水の量が多すぎると効果は半減しますし、逆に少なくすぎても抗菌剤の効果が強すぎてお花が枯れる原因となってしまうからです。
実は、我が家でも以前は割とテキトーに延命剤を入れて、水の量も特に測ることなくお花を飾っていました。
しかし、意識して延命剤の量と水の量を調節したところ、明らかにお花の調子が良くなったのです。
特に最近のお花の定期便には必ずと言ってよいほど、延命剤の小袋が付属しています。
小袋の裏面に適切な水の量が記載されていますので、軽量カップなどでしっかりと水の量を測って花瓶に注ぐことをオススメします。
少し面倒かもですが、お花のその後の調子が全然変わりますよ!
延命剤を入れたら水は替えなくて良いのか
延命剤を入れたら、もったいなくて水替えをしたくなくなりますよね。
というのも、延命剤はあくまで水の劣化を軽減するものです。
水替えの頻度は減らしても良いですが、水替えを全くしなくと良いわけではないんですよね。
水替えの頻度については、時期や気候によっても変わってきますが、だいたい3日くらいは延命剤を入れておけば良い水質が保たれます。
しかし、まずは実際に目視で水が濁っていないか確認することをオススメします。
もし水が濁っていたらバクテリアが増殖しているサインなので、すぐに水替えを行いましょう。
水替え後は延命剤はどうする?
水替え後、延命剤は無くても良いのでは?
と考える方もいると思います。
結論、水替え後も延命剤を使った方が切り花は長持ちします。
当たり前ですが、水替えをすると延命剤の効果は失われてしまうんです。
飾っているお花を長く楽しみたい方は、延命剤を毎回使った方が、お花も元気な状態を維持できます。
ボトルに入った延命剤であれば、割とお手頃な価格で入手することができますので、自宅に1本あるとお花をもっと楽しめますよ。
切り花用の延命剤おすすめ3選
切り花用のおすすめ延命剤を3つ紹介します。
切り花用の延命剤は、液体タイプ・粉末タイプの2種類があります。
液体タイプはボトルに入っており、値段も手頃で使いやすいです。
しかし、開封後は色が変色する可能性もあり、保管に気を配る必要があります。
粉末タイプは、粉なので少し使いづらいですが、小分けされているものが多くお花を頻繁に飾らない方は、毎回新鮮な延命剤を使うことができます。
コスパの非常に良い、液体タイプの延命剤です。
水に薄めて使うタイプで、1本あれば長く使用することができます。
水に対して33倍の倍率に薄めて使用するのですが、水150mlに対して本剤は約5ml使います。
ボトル1本480ml入っているので、だいたい100回以上使うことができ、コスパのとても良い延命剤です。
こちらは粉末タイプの延命剤になります。
水500mlに対して本剤を一袋入れるような感じですね。
100袋入りですが、液体タイプと比べるとコストはどうしても割高となってしまいます。
しかし、袋タイプなので管理はとても楽ですよ。
最後にオススメするのは、キープ・フラワーの大容量バージョンです。
キープ・フラワーはさまざまなお花の定期便の初回付属の延命剤にも利用されています。
希釈倍率はなんと50倍!コスパは間違いなく一番良いと言えるでしょう。
2Lの大容量なので場所を取ってしまうのが難点ですが、500mlの水に対して本剤を10ml入れても200回使えるので、一度購入すれば長い間使えます。
毎週プランなどのお花の定期便や、いつも頻繁にお花を飾る方にぜひオススメしたい延命剤です。
切り花用の延命剤を上手に使う方法|オススメの延命剤も紹介:まとめ
今回は、切り花用の延命剤を上手に使う方法について紹介しました。
内容を簡単にまとめます。
- 糖分
- 抗菌剤
- 水の量は必ず守る(小袋の場合は裏面に記載)
- 延命剤を入れても水替えはした方が良い
- 延命剤入りの水替え頻度は約3日に1回程度
切り花を長く楽しむには、延命剤の使用は必要不可欠です。
今回紹介した延命剤はどれも高評価の延命剤なので、安心して使ってみてくださいね。